木材害虫(ヒラタキクイムシ)について
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木材害虫(ヒラタキクイムシ)とは
木材大好き!!木材をかじる木材害虫!!
人には無害です。かなり昔から日本にいる虫です。
体長は4㎜前後。細長く(横幅は1~1.5㎜)
被害:夏~秋
場所:家の中
ヒタラキクイムシ科・ナガシンクイムシ科
一般に知られているものは、ヒラタキクイムシ(旧和名:タケシンクイムシ)。
キクイムシと呼ばれることも多いが、正式和名はヒラタキクイムシ。
平たく、活発に動かない為目を凝らさないと見つけにくい。
ただし被害箇所には、きな粉を撒いたように木屑が散乱し、壁や柱に画鋲で刺したような穴が見つかる為、キクイムシの被害自体は見付けやすい。
名前の通り、扁平で木材を食する害虫(英名:powder-post beetlesの直訳も粉出し虫)。
幼虫が木を食い荒らし、成虫になる為外に出てくる際に食粕を出す。これがきな粉状の細かい木屑の正体。成虫は目の荒い木材に産卵し易く(ラワンによくつく)それらは被害対象になりやすい。
また、一度その木材についてしまうと幼虫は木の内部に入り込む為、薬剤が浸透し辛く完全な駆除は非常に困難を極める。ちなみに、キクイムシ自体は弱い虫なので、大抵の殺虫剤で簡単に死ぬ。
↑上の写真はヒラタキクイムシが木を食べて、木クズまみれになっている写真
木材害虫(ヒラタキクイムシ)による被害写真
何度掃除をしても、いつも同じ所に木くずが落ちている!!
そんな時はヒラタキクイムシの可能性が高い!!ご注意を!!
ヒラタキクイムシ被害写真 被害はこのような場所にあらわれます。
例えばこの窓枠の木がヒラタキクイムシ被害にあいました。
ピンクの矢印の部分に、画鋲を押したような小さな穴が開いていました。
青い矢印の部分に、木の粉が落ちていました。
これがピンクの矢印部分の拡大写真です。
小さい穴が開いていいるのがわかりますか?
これは、ココからヒラタキクイムシが出たという証拠でもあります。
目を凝らして見ないと見つけにくい小さい穴です。
これは青い矢印の部分の拡大写真です。
このような木の粉が落ちているのは、ヒラタキクイムシを発見する手がかりになります。
そのまま下のフローリングにも粉が落ちていました。
今回この、ヒラタキクイムシ被害に気付くことができたのは、このフローリングに落ちたこの粉です。
何度掃除機をかけても、毎回同じ場所に木の粉が落ちていました。
これは掛けてあったカーテンの裏です。
カーテンにも粉が付いています。
*ヒラタキクイムシ被害の発見法は、画鋲を押したような小さい穴と木の粉が目印です*
※一般的に家屋害虫としてのキクイムシという場合は、
ヒラタキクイムシ科を指すことが多く、
その主な種類はヒラタキクイムシです。